今回の全英OPゴルフを見て気付いたこと。姿勢のほんの少しの変化で、変わってしまうんだな。

全英OPも始まって、2日目が終わりました。残念ながら、松山英樹選手は1打足りずに予選落ちになってしまいましたね。

最近の松山選手の情報をニュースなどで見ていると、あんまり良い結果は出てないように思います。昨年の活躍が目立ったので、特にそう思うのかもしれませんが、やっぱり調子は良くないのでしょう。

最近の不調には、左手の怪我があったり、パットや疲れ、さらには結婚したからなんていう突拍子もないことまで言われたりしているようです。

ゴルフのという競技は、特に海外ツアーなどに出ていると、スタート時間が30分違うだけで天気がガラリと変わってしまうので、そうすると強風や強雨の中プレーしなければなりません。そのため必ずしもスイングなどの技術面が不調だからというわけではないのですが、それを差し引いても調子が悪いと思えてなりません。

なので、松山選手が不調な原因を僕なりにスイングに注目して考えてみました。

それでは、まずは調子の良かった頃の松山選手のスイングをご覧ください。

これは、昨年の全米OPの時のショットです。とても落ち着いていて、無理な力が入ってないように思います。やはりそういう時は、結果も伴ってきていますよね。成績はみごと2位なんです。あと一歩というところでした。

比べるにはあまり良い動画はなかったのですが(怒られちゃいますね(笑))、次は今回の全英OPでのスイングです。

条件や見ている角度が違うので、そうだとは言い切れないのですが、以前より前傾姿勢になっているように思えます。もちろん、力強い球を打つにはある程度沈み込んで、前傾姿勢にならなければならないのですが、もともとそういったショットは打てているので、そこを気にしてこういう姿勢になっているのかはちょっとわかりません。

以前の投稿で、松山選手などのトッププロの下半身の踏ん張りがあるからスムーズなスイングできるというお話をしました。

そういった点を前傾姿勢が強くなることによって邪魔をしている恐れがあります。

前傾姿勢が強くなるというのは、股関節の屈曲が強くなるという事です。しかしゴルフのスイングフォームはどうしても膝、股関節を曲げて前傾姿勢を取って股関節周辺を安定させなければ軸がブれてしまうので、前傾姿勢は必要なんです。

しかし、それが強すぎると今までのブログ投稿にも沢山出てきた股関節の屈曲筋である腸腰筋大腿直筋が強く収縮してしまいます。そうすると、股関節の安定というよりはゴルフスイングで大事な股関節の回旋運動の邪魔してしまいます。

見た目では、あんまり分からない程度の前傾姿勢ですが、そのほんの少しの前傾姿勢が、ほんの少し股関節の回旋運動の邪魔をして、ほんの少しのスイングのリズムを崩しているとしたら、トッププロであればあるほど、そのほんの少しが影響するのではないでしょうか?

こんな風に考察してみましたが、そのほんの少しを調整するのが至難の業だというのは、誰が考えてみても分かります。しかし、そこの調整がうまくいけば、ショットも安定するんじゃないでしょうか。ショットが安定すれば、気持ちに余裕も出てきて、パットの成功率も上がるように思います。どんなスポーツでも気持ちに余裕がないと全てがうまくいかなくなりますよね?

これからも松山選手の応援は続けていきます。そして、悲願の4大メジャー優勝を陰ながら期待しております。

もちろん、他の日本人選手にも頑張って欲しいし、期待しています!

今回予選通過した、宮里勇作選手、小平智選手、池田勇太選手、川村昌弘選手、頑張れ!!

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