どんなことにも役割はあるのです。身体でも同じことが言えます!!

昨日、散髪をしてもらっている際に美容師さんと話の流れで、脱毛のことについて話していました。そこで美容師さんの口から出てきた言葉が、

『体毛は無いほうが良いですよね。あっても剃らなきゃいけなかったりと大変ですから』というものでした。なので、こんなお話を美容師さんとしました。

体毛が濃いのは弱い部分を守ろうとしているから!!

「肌が弱い人は産毛のような体毛がある」「慢性的な腰痛持ちの人は腰の辺りに毛が生えている」「怪我をした場所だけ毛が生えるようになった」

など、こんな話を聞いたことはありませんか?

実際に美容師さんも以前に顎のあたりを切ったことがあるそうで、その切った所から毛が生えてくるそうです。一度切ったりすると、その場所は弱くなってしまうんですね。僕も、腰痛持ちのお客さんなどの腰に毛が生えているのを何度も見たことがありますし、お客さん自身から毛が生えてくるというお話も聞いたことがあります。

もちろん、体毛が濃い理由には男性ホルモンが多いなどの理由もあるのですが、こういった身体を守ろうとする反応も確かにあるのです。これは“あなたのその部分が身体の中でも他の部分より弱いところだから気にかけてあげて”という身体からの信号なのです。

だからといって、脱毛をするのはやめてという訳ではありません。女性からしたら自分を綺麗に見せるために大事なことですし、僕達男性からしてもその方が清潔感もあるし良いと思ってしまいます。僕自身は脱毛をしたことはないのですが、全く興味がないと言ったら嘘になりますよね(笑)

なので、脱毛はしても構わないので、自分のどこの部分が弱いのかという事をしっかりと認識して欲しいのです。そうすることによって、身体からの信号をキャッチすることができます。そうすれば、自分の身体のどこが弱いから気をつけなきゃいけないと思えますもんね。

このように、身体には一見役割がなさそうに見えてもそうでないものが沢山あるのです。そこでもう一つ、皆さんも役割なんて無いんじゃないのと思っていたものを。

盲腸にはしっかりとした役割があった!?

一般的に皆さんがよく言う“盲腸を取った”は“虫垂炎になったから手術で摘出した”ということです。僕も子供の頃に一度痛みが出たので、薬で治療したのですが、7年前に再び痛み出したので手術で摘出してもらいました。正確には、盲腸にある“虫垂”を摘出します。

しかし、昔から「盲腸は取っても大丈夫。特に役割はないから」などと言われていました。僕自身も子供の頃に言われていたので、そう思っていました。

僕も手術後は『これで虫垂は無くなったから、あの痛みを感じることはないな』と安心していました。その当時は、盲腸の役割についてもないものと思い、全然知りませんでしたから(笑)

しかし、そんなことはなかったのです。しっかりと役割がありました。正確には、役割が解明されていなかったらしいのですが、4年ほど前に発表されています。虫垂には免疫細胞が多くいることが分かり、それらが腸内環境を整えるための助けになっていたのです。そうすることによって、腸内で起こる病気など防ぐことができるのです。

なので、虫垂を摘出した人はもしかしたら摘出する前より胃腸が弱くなって腹痛なども増えているかもしれませんね。

なぜかというと僕自身がそうだと思うからです。手術してからは少し胃腸は弱くなったように思います。急性胃腸炎なども初めて罹ったことがあるくらいなので(笑)

 

役割がなさそうに見えてもしっかりと役割はあるのです。しかし、役割をしっかりと果たせていないと身体に負担が掛かってしまうのです。それが、色々な病気に繋がってしまいます。

我々整体師が一番関わるであろう筋肉もそうです。身体中に沢山の筋肉がありますが、それらの筋肉にも一つ一つ違った役割があります。しかし、それらを役割をしっかり生かすことが出来ていないのです。そのため、肩が痛い、腰が痛い、膝が痛いなどの症状が出てきてしまいます。

ようは、筋肉を万遍なく動かし・使う事が出来ていないのです。今までも言ってきたことですが、身体の役割をしっかり果たすために色々な動きをしましょうということです。そうすることで、身体の本来の動きを取り戻すことができ、身体の調子も取り戻せるでしょう。

このように、どんなことにも意味・役割があります。そもそも、意味も役割もないものがずっと存在することはないのです。だから身体にちょっとでも変化がある人は、もしかしたら身体本来の役割が果たせなくなっているのかもしれません。思い当たることがある人は今一度、自分の身体と向き合ってみてはいかがでしょうか?

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