和菓子屋などの職人さんはどうしても頭が前に出てしまっている

先日、新宿御苑にお花見に行った帰りに井の頭公園のすぐ近くで和菓子屋さんをしている親戚の家に久し振りに伺いました。

そちらのお店は、井の頭にお店を構えて60年近くになります。そして、現在は2代目店主と店主の奥さんと跡を継ぐべく3代目息子さんがお店を切り盛りさせています。

僕もこちらのお店の和菓子は本当に好きで、いつも伺うと色々な和菓子を持たせてくれます。本当に美味しいので、ついつい食べ過ぎてしまいます(笑)

そして、今回は息子さんの施術をさせてもらいました。そして、気付いたのはやっぱり和菓子職人のように常に立ちっぱなしで下を向いて作業をしている方はどうしても頭が前に出てきてしまっているんだなということです。こんな感じでしょうか。ちょっと大げさな感じもしますがこれぐらいですね。

これは、作業をしていない状態でこんな感じで、作業中はさらに下を向いているのでもっともっと丸くなっているでしょう。こちらのお店は上生菓子のような細かい作業もされるので、どうしても丸くなってしまいます。そして、このような姿勢をしていると、背中の青いラインの辺りがどんどん引っ張られていってしまいます。

職人である2人ともやっぱり自然とその姿勢が染み付いているのでしょうね。立っている時だけではなく、座っている時も背中が丸くなり頭が前に出ています。そして、聞いてみると案の定首や腰などに辛さが出ているとのことでした。それでは、なぜこうなってしまうのかというと常に丸くなった姿勢で作業しているため、首や胸部などの筋肉が常に縮こまって頑張ってしまっているため、いざ背筋を伸ばそうとしてもそれらがしっかりと伸びてくれないため、頭の付け根にある筋肉が頑張って頭を前に向かせるのです。

そして、このような姿勢が長年続くと、筋肉の収縮だけではなく長年の負担が蓄積されていき骨の変形などにも繋がっていきます。そして、テレビや雑誌などで和菓子職人さんの姿勢を見ると長年続けていられる方はこういう姿勢になっている方がとても多いように思いました。

なので、その辺を息子さんにも説明して、なんで辛くなるのかを理解してもらい普段からどこをストレッチしたらいいのかなどを伝えさせてもらいました。施術後は、色々説明したこともあって、座っている時の姿勢は気にしていましたね(笑)

けど、一番変化があったのが頭の位置でした。これって意外に姿勢を気にていても自分ではわからなくて前に出ている事が多いのですが、収縮していた所をしっかり伸びるようにしたら、頭の位置がしっかりと引けていましたね。

やっぱりどんな職業も長く続けていくためには、自分の身体としっかりと向き合わないと最初は大丈夫でも20年、30年経った頃にその代償が出てくると思います。だから、自分の仕事をしている時の姿勢大丈夫かなと時々意識してあげてください。それだけでも違ってきます。

最後に皆さんは桜餅っていうとどっちでしょうか?

僕はちなみ左側のもち米のです。どうもこれは関西で右のは関東のだそうです。正直、関東のはあまり見た記憶がないんですよね。関東はもち粉と小麦粉を混ぜた生地だそうです。どちらも先日頂いたのですがどちらも美味しく甲乙つけがたい感じでした。

吉祥寺や井の頭方面にお越しの際はぜひお店にお立ち寄りください。

【末廣屋喜一郎】
http://sueki.mall.mitaka.ne.jp/

※今回載せている写真は、お店のものではありません。食べるのに夢中で撮るのを忘れてしまいました(笑)

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