後ろに反ると腰が痛い方、すでに後ろに反った姿勢になっているのかもしれませんよ?

この1週間で一気に秋の雰囲気になりましたね。こんな季節の変わり目は体調も崩しやすくなったり、痛みも出やすくなります。

そこで今回は、今日施術させて頂いたお客さまが最近腰痛が出てきたということなので、腰痛についてのお話を少しさせていただきます。

まず、そのお客さまは介護のお仕事をしているため常に腰への負担は多いようです。そして、最近は後ろに反ることがどんどんできなくなってきて痛みも出てきているようです。特に左右でどちらの腰が痛いということはありませんでした。そして、姿勢を見させていただき、下記のような姿勢になっていました。写真を使わせていただきありがとうございます。

このように少しお腹を突き出して上半身が後ろに反ったような姿勢になっています。この姿勢は一見骨盤が前に傾いて腰が反っているように見えるのですが、実際には骨盤は後ろに傾いてしまっているんです。このような姿勢では腰の筋肉は縮こまってしまい、どんどん固まっていってしまいます。そして、後ろに反るともともと縮こまっている腰の筋肉がさらに縮んでしまうため腰に痛みが出てきてしまいます。しかも、腰の筋肉は立っている姿勢では常に縮こまっているため、前かがみの動作などの前屈動作は腰の筋肉が伸びないので、これもまた痛みが出てしまいます。

そこで、まずこのようになっている方はどうしなければいけないかというと、まずは縮こまって固まってしまっている筋肉を元の状態に戻し、柔軟性を取り戻すことです。大雑把に言うと腰部、臀部、太ももの裏などの筋肉です。他にも肩が内側に巻いているため、内巻きにしている筋肉も柔軟性を出します。これだけでも姿勢はある程度元に戻るのですが、これだけではダメなのです。

伸ばされてしまっている筋肉にもひと手間必要になります。伸ばされてしまっている筋肉というのは、収縮している筋肉に引っ張られてそのようになってしまっているのです。これは、今までにも何度もブログでお話してきました。そして、伸ばされている筋肉は言ってしまえばサボっている筋肉でもあるのです。なので、サボっている筋肉に本来の役割を思い出させてあげる必要があります。そのためには、その筋肉に負荷をかけてそれに負けないように頑張って収縮してもらう運動が必要なのです。それが抵抗運動です。

そして、今回の場合は上記画像の主に腸腰筋に頑張ってもらう事にしました。なぜなら腸腰筋は骨盤を前傾させる働きがあるためです。そして、腸腰筋がしっかりと働きを取り戻すことによって収縮している筋肉に負けないようにします。そうすることで腰部まわりが安定しやすくなります。腸腰筋は股関節屈曲の役割もあるため、足をしっかりとあげた歩行をするためにもとても大切な筋肉になっています。もちろん、他の部位にも抵抗運動を行いました。

これらの行うことで、まだ完全ではないのですが上半身の後ろへの傾きはだいぶ減ったかと思います。

このように、筋肉の本来の役割をしっかりと発揮させてあげることによって、姿勢は良い状態を保つことができるし、痛みや辛さを減らしていくことが可能になります。もし同じような姿勢をしている方は縮こまってしまっている筋肉をストレッチした後に伸ばされてしまっている筋肉に運動を加えてあげると良いでしょう。

例えば、今回の腸腰筋であれば簡単なものであれば立った状態、もしくは仰向けに寝た状態でバンザイの状態から下記の画像のような運動をしてもらうことで腸腰筋に収縮させる刺激を入れられるのでやってみてください。もし分からないようでしたらご連絡ください。いつでもお教えしますので。ポイントは呼吸を忘れないことと、腕を下ろす際にしっかりと指先を見る事と足を上げる際は足首もしっかり曲げてあげる事です。あとモデルが悪くてすみません(汗)

何もしないでいるといつまで経っても良くはならないのでしっかりと自分の身体と向き合っていきましょう!!

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