安静は身体機能を低下させる!!

先日のニュース番組でも取り上げらていたので、今回は安静にすることでどれだけ身体にとって良くないかということをお話ししていきます。良くないと言っても、ケースバイケースではありますが、僕達整体師が関わることがあるものに関してはほぼ安静は良い事がないと思っています。

まず、今回の安静というのはベットなどの上に横になって状態が落ち着くまでじっとしている事とします。そして、身体機能を維持するためには何が必要かというと、動かして、血流を良くし全身へしっかりと栄養を運び、指の先までしっかりと神経を働かせるということです。栄養を取るために食事をするわけですが、まず身体を動かしていないとそもそも食欲でなくなります。そうすると、口に入れて噛んで飲み込む事も筋肉を使って行うことなので、食欲低下=筋力の低下に繋がります。

安静は筋肉を使わない、筋肉を使わないは食欲が出ない、食欲が出ないは栄養もしっかり取れない、栄養が取れても動きていないから全身に栄養が行き届かないといった負のスパイラルに陥ります。結果、筋力が落ちると動くのが辛くなり、やる気、気力がなくなり疲れやすくもなり、そのまま寝たきりになんて事にも繋がりかねないです。

なので、どこかでこの負のスパイラルをブッた切らなければなりません。もう、このスパイラルの一部になっている方は、一日でも早く身体を動かすことをお勧めします。ニュース番組でも取り上げられていましたが、まずは椅子で座ったり立ったりするだけでもいいので始めましょう。それだけでも、身体機能が向上するとデータが出ているので、番組でも脳梗塞でうまく食事ができなかった方が、数日後にはしっかりと自分で噛んで飲み込む事が出来るようになったと紹介されていました。

現に訪問整体で伺っているお客さまも圧迫骨折で3か月入院していた影響で、筋力も落ち、身体がうまく動かなくなってしまい、退院しても家からあまり出ていなかったのですが、最近はできる範囲で自分の足で歩いて、ちょっとした体操もしてもらっています。その結果動きもだいぶ良くなり、入院してからは食事が美味しいと感じられなかったそうですが、食事も美味しいと感じられるようになって、食欲も以前より増して来たそうです。

このように、負のサイクルをちょっとした動きを入れて、変えてあげるだけで、元気になっていくんです!!

最近、疲れやすくなった人や怪我などが原因で筋力が落ちてしまった人、痛いからと動かないでいる人、『安静』なんてその辺のゴミ箱に捨ててまず身体を動かしましょう。そうして元気がでて活力、気力を取り戻しましょう!!

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