あなたのなで肩やいかり肩、本当に元々の骨格的な問題ですか?

さて、少し久し振りの投稿になりましたが、10月も終わりに近づき寒さが一気に来た感じがしますね。もう、そろそろ僕の大好きな人をダメにする炬燵(こたつ)の出番も近いでしょう(笑)

そんな話はさておき、今回はなで肩やいかり肩についてお話していこうと思います。

よくこんな話を聞きます。

『私、なで肩だから鞄を肩にかけているとうまくかからずに落ちてきてしまうんです。』

これは、あまり聞かないんですが、『肩の位置が高くて、いかり肩なんですよね』と以前に一度、聞いたことがあります。

けど、これは本当にもともとの骨格的な問題なのでしょうか?もちろん、本当に骨格的にそういう体つきな方は確かにいます。しかし、今まで色々な方の肩や姿勢を見てきて感じたのは、そのなで肩やいかり肩、姿勢の改善やストレッチなどで十分良くなるのではないかと思う方は沢山いました。

そこで、なで肩やいかり肩の方はこんなところ改善すれば良くなるというものを紹介していきます。

なで肩は、肩関節、腕が内巻きになっている!

まず、一応こちらの画像が正しい姿勢ということにしていただきます。パソコンでの手書きになるので画像の質は置いといてください(笑)そして、次に出す画像がなで肩です。

ちょっと大袈裟かなと思いますが、分かりやすくするための極端にしてみました。ご覧になればわかるようにかなりのなで肩手すね。まあ、これでは肩にかけている鞄は落ちちゃうでしょう。しかし、これは骨格的な問題というよりは肩の位置や姿勢にあることの方が多いのです。

肩の位置が耳の横より前に出ている方は、腕も内巻きになっていると思います。それは、普段の生活の中でそういった姿勢を取ることが多いからです。

例えば、デスクワークの方はパソコンをすることが多いため、腕を前に出して肩が耳より前に出てしまいます。最初は気にして姿勢良くしようとする方も多いみたいですが、集中すると姿勢にまで意識が向かず、いつの間にか姿勢が崩れています。その他にもスマホやこれからの季節、先ほど冒頭にも出た炬燵(こたつ)なども中に手を入れると肩も前に出て腕も内巻きになってしまいます。

そして、内巻きになっていると背中に沿って肩甲骨も上部に拳上している事が多く、姿勢も丸くなっているので余計になで肩になってしまいます。

試に鏡の前に立っていただき、肩を大きく後ろ回しをして胸を張るように姿勢を正してみてください。そうすると、肩の位置が変わっていないでしょうか?ポイントになるのは、大きく後ろ回しにすることです。ただ肩甲骨を内側に寄せるように胸を張るだけだと肩甲骨の位置が内側に寄っただけで、肩甲骨が下がることはないんです。それでは本来の肩甲骨の位置とは違うし、肩の位置に変化はないと思います。もし、これで肩の位置に変化のない方は元々姿勢が良いと思います。

本当に骨格的な問題のなで肩でも腕が内巻きになっていたり肩甲骨の位置が拳上していると、それを改善してあげれば、肩の位置は多少なりと変化はあるはずです。なので、一度お試しあれ。

いかり肩は、肩の力が抜けていないため肩甲骨の位置が上がってる!?

次にいかり肩です。この画像も少々大袈裟に書いております(笑)

いかり肩の方はもちろん実際に怒っているのではありません。怒っているどころか、緊張しいで肩に力が入っているのではないでしょうか?

 

そういう僕も気持ち的に緊張しているわけではないと思うのですが、肩に力が入ってしまいいかり肩みたいに肩が上に拳上してしまいます。気付いたら、一度呼吸を整えてやってあげると肩は下がって力が抜けるのですが、これがなかなか厄介で自分の肩が上がっている事には整体の学校に入ってすぐの頃から気付き、気にしているのですがやはり集中していたりすると、いつの間にか挙がっている事がまだあります。本当に昔からの癖や元々の習性というのは、と未だに思っています。それでも、以前と比べると大分変ってきたので、あと少しかなと思ってみたりもしています。

ここで、先ほどのなで肩の肩甲骨も拳上しているんでしょ?なのにいかり肩でも肩甲骨は拳上しているの?と気付いた方はいると思います。しかし、これは全然違うものなんです。

なで肩の場合は、腕や肩が内巻きになっています。これは筋肉で言うと大・小胸筋、上腕二頭筋短頭などの肩関節内旋や肩甲骨を前に引っ張る身体の前面についている筋肉が原因で肩甲骨が拳上しているのです。

しかし、いかり肩の場合は後面についている、僧帽筋、肩甲挙筋、あと肩に力が入ると肩甲骨を内側に寄せようと力が入るので大・小菱形筋などが収縮して肩甲骨を拳上させているのです。

このように、なで肩は主に前面の筋肉の引っ張りによるもの、いかり肩は主に後面の筋肉の収縮によるものという違いが出てきます。もちろん、人の身体は似たところは合ってもみんな違うので、こういった条件が色々と混ざり合って起こっている事もあるので、必ずしもそうとは言えませんが、しかし姿勢などの筋肉の問題によって起こっている可能性があるというのは分かっていただけたのではないでしょうか?なので、あなたのなで肩、いかり肩、本当に元々の骨格的な問題ですか?今一度、ご自分の姿勢などを見つめ直しましょう。

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