夏が苦手で外で動くのが嫌なら水中で動こう。色々効果がありますよ!
前回の記事で、芝生の上や砂浜で裸足で歩くことについてのブログを書きましたが、これから夏がどんどん近付いてくるので、外で動くには若干?きついですね。熱中症になっても困りますし(汗)
それで、今回は水中での運動について書こうと思います。
水中での運動は浮力が働くから、膝や股関節などに痛みがある方にはおすすめ!
皆さんもご存じの通り、水中では浮力が働くため水中での歩行などでは膝や股関節などの痛みは出にくいんです。そのため、普段外での歩行時に痛みや辛さが出る方には、負担を少なくして身体を動かすことができるので良いですよね。
しかし、ここでちょっと気になるのは、浮力が働くという事は楽に身体を動かせるのだから運動としては効果が少ないのではないかという事です。
そこで、ちょっと話がズレますが、重力についてお話します。
そもそも、地球上にいるだけで重力という負荷が身体に掛かっている!
学校とかでも習ったように、地球上には重力が働いています。そして生物は歩いたり、起き上がったりと体を動かす際に重力に負けないように頑張っています。
身体の筋肉にも一部の筋肉に抗重力筋と呼ばれるものがあるぐらいですから、地球上にいるすべての生き物は常に重力という負荷が掛かっているんです。
重力について、とても簡単で分かりやすく載っているページがあったので、気になる方はこちらも見てみてください。
先日、168日間の国際宇宙ステーション(ISS)での滞在から帰還した金井宣茂さんのような宇宙飛行士さん達は、帰還後地球上の重力に負けないように宇宙滞在中もトレーニングなどは毎日のようにやっているそうです。それでもやはり筋力を落ちているそうなので、帰還後のトレーニングで筋力を戻さなければならないようです。
このように、普段生活をしている上では気にならない重力も身体の筋力維持にはとても大事なものなんです。だから、家で横になってダラダラしていると、重力に抗う必要がなくなるので、筋力は簡単に落ちちゃいますよ!
ここで、水中の話に戻ります。
重力の話で、分かったように重力がないと筋力は落ちてしまうという事です。だから、水中では浮力が働くので良くない。という事になるんではないでしょうか。
いや!大丈夫!
水中には抵抗がある!!
もちろん水中でただ浮いていたり、立っているだけなら筋力は落ちてしまうかもしれませんが、歩いたり、泳いだりする際には水の抵抗があります。
この抵抗があるから、水中で歩いたりする際に水の抵抗に負けないように筋肉が頑張るので、筋力が落ちることはありません。
しかも、水中では水圧などで下肢と腹部の血管を圧迫してくれるので、血流を良くしてくれます。
身体を動かすには、栄養と酸素が必要ですが、これらは血液に乗って身体中に巡るので、水中では血流を良くしてくれる分、身体の疲れ方も変わります。なので、地上と水中で同じ酸素摂取量でも心拍数は水中の方が低いんです。
泳いだりする方は、わかるのではないでしょうか。冷たい水中でも泳ぐとすぐに身体が温まってくるのを。それは、水圧が血流を良くするのを助けてくれているからです。
しかも、血流を良くしてくれるという事は、よく女性などのふくらはぎなどで血管がボコボコしている下肢静脈瘤なども水中での運動は予防にもなるし、進行を遅らせることができるのではないでしょうか。
このように、水中での運動はしっかりと効果があることは分かって頂けたと思います。
水中での運動をやろうかなと思った方は、一緒に以前書いたブログも参考にしてもらえるといいかと思います。水中でも体の動かし方は基本変わらないので、やってみてください。