鵠沼皇大神宮【通称:烏森神社】

藤沢駅から少し歩いたところにあり、外からでは分かりにくい場所にあるのが、鵠沼皇大神宮です。僕も、最近近くにこんな場所があるのを知ったぐらいでした。静かなところで、とても落ち着く感じがしました。

こちらの鵠沼皇大神宮、平安時代の天長9年(832年)に建てられたそうです。その後、何度かの建て直しをしているそうで、最近では昭和60年(1985年)に建て直しているそうです。

何でも、僕の母の田舎でもある香川県とも所縁があるようで、屋島にて行われた扇の的を射た矢を奉納されたそうです。そういった事から、僕自信も縁を感じてしまいます。

そして、この静かで落ち着く場所も、夏の時期になるととても盛り上がるお祭りがあるのです。

それが、毎年8月17日に行われる湯立神楽、人形山車です。湯立神楽は藤沢市重要無形文化財、人形山車は藤沢市重要有形文化財に指定されているそうです。

人形山車の方しか写真は撮れなかったのですが、山車は2階建ての家よりも高くとても迫力のあるもので、太鼓と笛とで大変盛り上がっていました。

山車の上では、太鼓と笛と掛け声に合わせて獅子舞や何かは分かりませんでしたが鳥のような格好で舞をしていました。他にも、ひょっとこなど色々な仮装をして盛り上がっています。

全部の山車が揃った時の迫力は、これもまたすごいもので揃った後は町内ごとに最後の見せ場がありました。撮影場所の関係上、全部の山車を一堂に取れなかったのは残念でした。山車の数は全部で9つあり、整列する順番も決まっているようです。

那須与一、源頼朝、神武天皇、源義経、徳川家康、楠正成、浦島太郎、日本武尊、仁徳天皇の順に境内に並びます。どの名前もとても有名な方ばかりでしたね。

これだけのお祭りを知らずに10年も藤沢に住んでいたのはとても勿体ないことをしてしまったと思っています。来年も必ず見に行きます。