ラジオ体操の良い点、改善点を考えてみた。やり方間違えると痛めちゃうなの話。

ほとんどの皆さんが知っているのではないかというラジオ体操。大人から子供まで、一度はやったことがある体操ではないでしょうか。

僕の子供の頃は、夏休みになると毎朝近所の公園に行って同じ町内の子供たちと一緒にやっていました。けど、最近では夏休みの間、あっても1週間程度のところ多いようですね。少し寂しいように思えるのは僕だけでしょうか。

このラジオ体操、正式名称『国民保健体操』と言うそうです。1928年から始まり、一度1947年に放送が終わり、また1951年から現在まで放送し続けているすごい長寿番組なんですね。何が、すごいかというと戦時中、戦後と一番大変だったであろう時代にも放送され続けていたのがすごいです。そういう時代だからこそ、気持ちを落とさないようにするために身体を動かすことが大切だったのかもしれませんね。

そんな国民的体操であるラジオ体操も、良い点もあればもう少し改善したほうが良いんじゃないかと勝手に思っているので、少しお話します。

それでは、まずはラジオ体操の動画をご覧ください。(とりあえず第1だけ)

他にも動画があって多少動かし方が違うんでしょうかね。けど、やっぱり基本は変わらないです。

まずは、良い点から。

・腕を回す順番。前まわしから始まり、後ろ回しで終わっている。

・伸びる運動や、身体を倒す動きの際にしっかり膝の裏が伸びている。

この2点が、僕的には良いと思います。まず、腕の回す順番は後ろ回しで終わる方が絶対に良いです。なぜなら、後ろ回しで終われば、胸を張った状態で終われるからです。世の中、スマホ、パソコンを使っている方がどんどん増えているからです。スマホなどを使っている際に猫背みたいに背中が丸くなっている人がほとんどだからです。そのため、体操などでは胸を張って終わり、縮こまっている箇所を伸ばしたいのです。

次に、膝の裏をしっかり伸ばしていることです。これは、猫背や、デスクワークが多い方にはとても大事で、猫背の方は自然と骨盤が後ろに傾き、膝までしっかり伸びずに曲がっている方が多いからです。デスクワークの方は、座っていると膝を伸ばして座るより、曲げて座っていることの方が多いからです。なので、太ももの裏のストレッチなどでも膝の裏が伸びるように意識したほうが良いでしょう。

 

それでは、僕的改善点です。

・身体を動かす際に勢いをつけている。動きによっては、早過ぎる。

・腰を捻る運動では、腰を捻る側の股関節に体重を乗せて、股関節の捻り運動も入れる。

・足をあげる(もも上げ)際には、足首にも意識してあげる。

・ジャンプはしないで、踵を浮かせるだけでいい。

まずは1つ目、腰を反る運動や倒す運動の際に、勢いをつけ過ぎていると思います。体操のナレーションの中でも勢いをつけてなどの言葉もありますね。これでは、身体の動きが柔軟な方ならともかく、硬い方は腰などを痛めてしまう恐れがあります。そして、そういう動きの大抵は、早過ぎるのでゆっくりやるべきですね。

2つ目は、腰を捻る運動です。これは一つ目でも言った勢いをつけずゆっくりやるのは勿論で、これにプラスして股関節の捻り運動も入れた方が良いのです。腰の捻り運動というのは、骨盤を回旋させて行っているんです。試に誰かに骨盤をしっかりホールドしてもらい腰を捻ってみてください。うまく捻れないと思います。そして骨盤を回旋させるには、股関節の動きがないとうまく回旋させられません。そのため、骨盤についている股関節を動かして柔軟にすることがこの動きではとても大事になります。

3つ目は、足を上げる際に足首をしっかり曲げる(つま先が上に向く)ことです。これも試していただけると分かるように、上げる際に足首を曲げて上げるのと、意識しないで足が垂れている状態だと、足首を曲げている時の方が力が入りやすく足も上げやすいんですそのため、足首にも注意したほうが良いでしょうね。

 

最後の4つ目は、ジャンプはしなくていいと思います。踵を浮かせるだけ。若く柔軟な筋肉のある方ならご自由にですが、普段運動をあまりやらず、それなりに年齢を重ねている方にはおすすめしません。ジャンプして着地した際に足にかかる力は体重の約6倍と言われています。それ以上かもしれません。なので、筋力と柔軟性が落ちている状態でジャンプをすると膝や足首を痛めてしまう可能性があるので、しないほうがいいでしょう。踵を浮かすだけでも足の体操としては十分効果が期待できます。

このように、自分の体の状態に合わせ、気をつけることによって安全に効果のあるラジオ体操ができるのではないかと思います。ラジオ体操も一つ一つの動きに注意しながらやることで良い運動になるので、流れでやるのではなくしっかり意識してやるようにしましょう。

最後に、マネしたくてもできないラジオ体操第4(本物?)をご覧ください(笑)

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