さて、10月ももうわずかになり、秋も始まり冬に向けてどんどん冷えてきました。富士山にもしっかりと雪の帽子が被りましたね。

前回の投稿でも言いました、炬燵が本当に欲しくなってきました。皆さんもどんどん体の冷え、足先の冷えが気になってきたところではないでしょうか?

そこで、タイトルの通り今回は冷えの対策には欠かせない頑張り過ぎているふくらはぎについて少しお話していきます。

まずは、ふくらはぎで一番大きな筋肉で、最も有名なもので下腿後面についている下腿三頭筋について役割などを少しだけ説明します。

下腿三頭筋は、腓腹筋、ヒラメ筋という二種類の筋肉に別れています。腓腹筋は内側と外側に別れているので、合わせて3つあるため三頭筋なんて名前がついているんです。

・腓腹筋
起始:大腿骨の内側頭と外側頭
停止:踵骨隆起
支配神経:脛骨神経
作用:足関節の底屈(足首を足裏方向へ曲げる動き、地面に足が接地している時は踵を浮かす動き)、膝関節の屈曲

・ヒラメ筋
起始:腓骨頭と腓骨の後面上部1/3、腓骨のヒラメ筋線、ヒラメ筋弓
停止:踵骨隆起
支配神経:脛骨神経
作用:足関節の底屈

これらの他にも下腿後面にはいくつかの筋肉がありますが、それは置いておきます。

この下腿三頭筋は、踵の骨につく前に皆さんもご存じのアキレス腱になって付着します。そして、今回注目して欲しいのは足関節の底屈です。

女性ならヒール、男性なら履いている事を秘密にしている名前の通りのシークレットブーツ。これらは靴に足をつけているとは言え、上記の画像のように常に足関節の底屈をしている状態になっています。しかも、下腿前面にある筋肉は逆に常に伸ばされている状態になっています。

以前にこんなブログを書いていますが、歩く際につま先をしっかりと浮かせる、足関節の背屈をしっかりさせることで躓くのを防ぐ事が出来たり、しっかりと太ももをあげた歩き方をできるようになるのですが、ヒールなど踵の高い靴を常に履いていると、常に収縮されている筋肉は固まってしまい、伸びにくくなってしまいます。そうすると、足関節を背屈させようとしてもふくらはぎの筋肉が伸びないのでうまく背屈できません。

しかも、常に引っ張られて伸張している下腿前面の筋肉は、背屈する力が弱くなっているし普段意識をしていないため頑張れないんです。そうすると、もう悪循環です。収縮し続けている筋肉は固まって伸びない、伸張され続けている筋肉はうまく収縮できない、そうすると足関節の底屈、背屈運動はどんどん減ってしまい血流もどんどん悪くなってしまいます。結果、足の疲れが取れない、足が冷える、足のむくみが取れない。などの状態になってしまいます。

そして、つま先があがらないと太もももあがらないのだから要は股関節の屈曲をするために頑張る筋肉も頑張らなくなってしまいます。そうすると、足全体の動きもどんどん悪くなってしまいます。そうすると、歩幅が狭くなるので腕の振り幅も少なくなり、肩関節の動きも少なくなってしまうし、上半身の回旋運動も少なくなるなどの全身に及んでしまうかもしれません。これは本当にまずいです。

こうならないために、仕事などでどうしてもヒールなどをやめられない方は、家に帰ってきたらしっかりと足首を曲げ伸ばしして、ふくらはぎの筋肉を固まってしまっている状態から解していきケアしましょう。そして、休日などはできるだけ踵の高い靴は履かずに、歩いている時につま先をあげる意識をしてあげましょう。もちろん、家でつま先をあげる運動をしてもらっても構いません。というかどんどんやりましょう。慣れていないとスネの辺りが筋肉痛になるかもしれませんが正常な反応なので気にせずやっていきましょう!

これは、何年か前に流行ったふくらはぎは第2の心臓というのやっていましたよね。本当にそうなんです。流行りはすぐにどこかに行ってしまいますが、身体は症状や状態はどこにも行ってくれないので、こういった本当に大事なことを述べている流行りは無くならないで欲しいですよね。そのためには、僕たち整体師みたいに身体のことに関わることをやっている人が忘れないように発信していかないといけないですね。

僕たち整体師は、身体を治すのではなく、身体の状態をしっかりと自分で把握・理解してもらって、普段の生活でも気にかけていただき、症状などが出にくくなる身体作りをするお手伝いさんなのですから。

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