歩き方を意識して公園散策をしたら、太ももの付け根に痛みが出たので、どうしてか考えてみました。
先日梅雨も明け、遂に夏本番になりましたね。皆さん、この暑さを感じている頃でしょう。
しかしこの暑い中、最近の僕のマイブームは、自転車や徒歩での藤沢散策です。藤沢に住んで、もう12年になりますが今更感がハンパないですね(笑)
今朝もこんな感じに行ってきました。天気も良かったので、富士山も見えて、スマホ撮影でもうっすら写りましたね。
先日も、藤沢にある森林公園に行ったことがなかったので運動がてら行ってきました。
森林公園は、自然いっぱいの所で皆さん運動で歩きに来ていたり、子供は水辺で虫を探していたりしていました。そして、この森林公園にはぐるっと一周する1.5キロほどのコースがあり、その日はそこを散策しながら歩いてきました。
しかし、ただ歩くだけでは面白くないので、今回は歩き方を意識しながら歩いてみました。
結果から言うと、以外にこの散策コースがアップダウンがあり足場もあまりいいとは言わない感じだったため、意識しながら歩いたら、太ももの付け根(特に内側より)が痛くなりました。
この太ももの付け根が痛くなるというのは、結構聞くことがあると思いますし、実際に経験したことがある方も多いと思います。
それでは、僕の場合はどの辺に出たかというと・・・
この辺りです。太ももの付け根の痛みを経験したことのある方の大半はここでしょう。それでは、なぜここが痛くなるのかを考えてみました。
まずは、この部位はどのような動きの時に沢山動かし、使うのかというと、誰でも分かる通り歩いているときです。太ももの付け根は足を挙げたときに頑張ります。筋肉で言うと、太ももの前の筋肉である大腿四頭筋のうち大腿直筋、内ももにある内転筋群です。あと、今までにも何度も取り上げている大腰筋があります。
この大腰筋は、太ももをあげるに一番頑張る筋肉で、腰骨から骨盤の内側、最後に大腿骨の内側に付きます。
階段を昇ったり、上り坂を歩いている時は更に頑張ることになります。今回の歩き方で気にした一つが、この大腰筋をしっかり動かして歩くことでした。しっかり、太ももを意識して上げ、下りの階段や坂では、勢いに任せて足を下ろすのではなく、しっかり足を下ろすという意識を持って歩きました。
そして、もう一つ気にしたことは、歩いている時にしっかりと親指で蹴るという事です。聞いたことがあるかもしれませんが、歩いている時の足の接地の順番は、かかと→小指→親指です。この接地がしっかりできないで、かかと→指全面になっていたり、ベタ足で指での蹴りがない歩き方としていると、外反母趾やO脚、X脚の原因になります。
親指でしっかり蹴るために必要なことは、しっかりと内ももの筋肉を使う事です。しかし、この内ももの筋肉というのが厄介で、とても重要な筋肉であるはずの内ももの筋肉は結構な割合で使えていない方が多いのです。女性は椅子に座っているときは、足を閉じて座っている方が多いので、そういう時は使っているのでしょうが、立っている時や歩いているときはというと、使えていない方が多いでしょう。
若い方でよく見かける、足をクロスして立っている立ち方があります。あの立ち方は、普段内ももの筋肉を使っていないため、頑張ることができないので、クロスしている方が楽だからなる姿勢なんです。そのため、ヒールなど高い靴を履いた際、上手く歩くことができず格好の悪い歩き方になってしまうんです。
だから、内ももをしっかり使って動かさないとダメなんです。それでは、どうするかというと、歩いているとき、立っている時に足のつま先を少し外に向けることです。このお話をすると、それでは、ガニ股になるのではないかとよく言われます。しかし、そんなことはありません。握りこぶし分ぐらい空いている方が良いのです。
つま先を真っ直ぐにすると、股関節の動きが悪くなり、かえって歩きにくくなりますし、つま先を外に向けるとお尻の筋肉も使いやすくなり、姿勢も良くなりやすくなります。モデルさんなどのポーズや歩き方を見てみると分かる通り、つま先が真っ直ぐというよりは少し外を向いていると思います。
そして、この歩き方で気を付けて欲しいのが足の進む先です。足を出す際に気持ち内側に行ってほしいのです。上記の画像の縦の点線の上を歩くような感じです。そこまで、大袈裟にしなくてもそういう意識を持ってほしいです。それと、膝はしっかり伸ばした状態にしましょう。これらをしないと、格好の悪いそれこそガニ股歩きになってしまいます。
この2点を気を付けて歩いた結果が太もも付け根の痛みでした。普段、この2点を気を付けて歩いていない方などは、長時間の歩行や山登りなどでこれらの筋肉に負担がどんどん掛かっていき、痛みが出るでしょう。
普段アップダウンのある道を歩いたりすることがない僕が実際に経験したのですから、間違いないでしょう。
今回の場合、道も凸凹だったのがさらに負担をかけたのでしょう。凸凹の道というのは、体幹のバランスを取りながらの歩行になるので、バランスを取る際に頑張る大腰筋などのインナーマッスルがさらに頑張ったのでしょう。
太ももの付け根に痛みが出たりする方は、このような点に注意して歩いてみると普段使えていなかった筋肉を使い動かせるようになるので、痛みの軽減に繋がるかもしれません。
※長時間の歩行や山登りの際は十分なストレッチを心がけましょう。そして、これからの季節は特にしっかり水分を取り熱中症にも気をつけましょう。