首をストレッチするくらいなら腕や肩甲骨を動かそう!!
後ろを振り向くときとか、横を向くときなどに、あれ?首がうまく回らないなってことありますよね。
その時に、大体の方が首のストレッチをすると思うのですが、もちろん首をストレッチすることで多少動きやすくなるのですが、正直それだけでは動きは出てこないでしょう。
それでは、どこを動かしたりストレッチしたりするのが良いのかというと、それは腕と肩甲骨です。
腕と肩甲骨の関係についてはほとんどセットで動くということを以前の投稿でお話しさせていただいています。
肩甲骨は腕と切っても切れない関係にあるのですが、肩甲骨は背骨とも関係があるのです。まず、背骨のことを少しお話していきます。下の画像は手書きなので見づらかったり、数はしっかり数えたのですが間違っていたらすみません(汗)
背骨、正式には脊椎と言います。脊椎には全部で26個の骨からできています。仙骨、尾骨に関しては仙椎、尾椎というのですが成長の過程で椎骨同士が癒合して一つの骨を形成していきます。そのため、仙骨、尾骨というのです。
これらの細かく脊椎があるため、人は複雑な動きを可能にしているんです。これが、一本の骨だったとすると人の動きはスターウォーズのC3POのような動きになっているでしょう。
回旋したり前屈、後屈、側屈といった動きをする際に脊椎は一つ一つが少しずつ可動することで大きく柔軟な動きを可能にしています。
そして、その柔軟な動きを可能にするために脊椎には様々な筋肉が付着しています。それは脊椎にのみ付着しているのではなく、腕の骨や脚の骨などにも付着しているんです。しかし、それらの筋肉は柔軟な動きをする上で欠かせないものなのですが、身体の動きを邪魔する存在にもなるんです。
ここで首の話に戻ります。首の筋肉にも沢山種類があるのですが、首の動きは脊椎の動きだけで行われているのではなく、頸椎の下に位置している胸椎の動きもないといけないんです。そして、その胸椎に付着している筋肉が肩甲骨の内側にあるんです。これらの柔軟性がなくなると胸椎の動きをも悪くなり、可動域が狭くなってしまいます。そうすると、頭を動かす際に胸椎のサポートが少ない状態で頸椎を動かさなければならなくなるので、首が回りにくいといった事が起こるんです。
肩甲骨は、腕とセットになっているため、日常生活で気をつけていないとどんどん外に開いていってしまいます。そうすると、背中の筋肉が引っ張られて固くなり、動きも悪くなってきてしまいます。これが首にまで影響が出てきてしまんです。なので、首に違和感などを感じてきたら、姿勢を少し気にして、肩甲骨を内側に寄せるように大きく腕を回しましょう。できれば、前まわしで終わらずに後ろ回しで終わるようにしてあげてください。そうすると、胸を張った状態で終われるので。
人の動きはその部位だけで完結しているのではなく、色々な部位の助けがあって動けるようになっているので、1つに頼らず沢山の部位をしっかりと動かしてサボらせないようにしましょう!!