今日来て頂いたお客さんがゴルフのアドレス・スイング時の姿勢などを気にしていらしたので少しアドバイスさせていただきました。その時に話した肩甲骨の重要さを今回はお話しさせていただきます。

そもそも肩甲骨ってどんな役割があるの?

肩甲骨は、上腕骨と一緒に肩関節を形成している骨で、主に腕と一緒に動きます。もちろん、動きによっては肩甲骨はほとんど動かない場合はありますが、肩甲骨と上腕骨はほぼセットと考えて問題ありません。

以前の投稿でも載せていましたが、こんな感じで動きます。

この動画では骨の動きだけに注目していますが、この肩甲骨はなかなかの働き者で色々な骨と筋肉で繋がっているのです。例えば、脊柱の一部の頸椎とは肩甲挙筋という肩甲骨を上方に挙げる筋肉、胸椎とは菱形筋という肩甲骨を内側に寄せる筋肉、肩甲骨を肋骨と離れすぎないようにする前鋸筋など、他にも色々な筋肉がついているため、かなり重要な骨になっています。

最初に言ったように、肩甲骨と上腕は一緒に動くのですが、ただ一緒に動くのではなく腕の動く範囲(可動域)を広める役割があります。これが一番の役割です。

普段の姿勢で肩甲骨は正しい位置にいられるのか?

これは、前回の投稿で載せた画像なのですが、普段の姿勢ってこんな感じで丸くなっていることが多いですよね。

丸くなった姿勢をしていると、腕も内巻きになり、その腕に吊られて肩甲骨も外側に開いてしまいます。他の姿勢でもそうなってしまう事が多いんです。

そして、その姿勢のままでいると肩甲骨も開いた状態のままで固まってしまいます。と、ここまでは前回の投稿でも簡単に少し説明しています。

ここからが今回の重要なポイントです。固まってしまった状態で何かをしようとするとどうなるかです。

まず、筋肉の絶対的なこととして筋肉は収縮することはできても伸張するという機能はないという事です。肘を曲げた時の上腕二頭筋は収縮しているのですが、反対にある上腕三頭筋という筋肉は上腕二頭筋が収縮したことによって結果伸張しているだけのことで、伸張しようと思ってしている訳ではないのです。

そして、筋肉というのは収縮が進めば進むほど、本来の力を発揮できなくなっていきます。10のところから100出そうとするのと、30のところから100出そうとするのでは、90出せるのと70出せるのでは断然90出せるほうが良いですよね?

そう、最初のスタート時点でもう答えは出てしまっているのです。もちろん、火事場の馬鹿力などの場合は別ですよ(笑)

そして、これは肩甲骨などの骨でも一緒なのです。肩甲骨にも動く限界の範囲があるので、筋肉などで引っ張られて開いた状態になっていたりすると、そこからしか動くことができないので動く範囲が少なくなってしまうのです。

ここで疑問に思う方もいると思いますが、最初からすでに開いているのなら結果は変わらないのではないかという事です。しかし、これは全然結果が違ってくるのです。筋肉は収縮が続くと固まってしまうので、そもそも100まで行かないのです。

肩甲骨は、色々な筋肉と繋がっているためどこか一か所の筋肉に負担が掛かり収縮してしまうと、そこを起点に他の所にも硬さがどんどん出てきて、結果肩甲骨の動きはどんどん悪くなっていってしまうんです。そうすると、いわゆる五十肩などの症状も出てくることでしょう。

最後にゴルフと肩甲骨のことも少し。

スイングをする前に腕を後ろ回しして、なるべく肩甲骨を内側に寄せる。

ゴルフはもともと前傾姿勢になりやすいので、肩甲骨は外側に開いていってしまいます。なので、ここまでお話ししたように、それでは本来の力を発揮しにくくなるので、腕をしっかり後ろ回しして肩甲骨を内側に寄せてあげると肩甲骨の可動域も広がるので、結果バックスイング時に腕を挙げやすくなりトップの位置も高くなってくるでしょう。

しかも、無駄な力が加わりにくくなるためスイング時のブレも少なくなるでしょう。スイングがブレるのは力んでいるからであって、それはやっぱり無駄な力が入っているんです。気持ちの面でも身体の面でもリラックスすることがとても大事なんです。しかし、身体のリラックスは正しい動きが出来てこそなので(その方に状態に合った)ストレッチや体操はとても大事なんです。

このように、肩甲骨の位置が正しい場所にあるかないかで、身体の動きにとても影響が出るのはなんとなくでも分かっていただけたと思いますので、自分の姿勢や身体の状態をしっかり把握してストレッチや体操をすると動き良くなり見た目まで変わってくることでしょう。

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